刻印を打ち込んだ薄い銀の板を折り紙のように折り、畳み、曲げて丁寧に作ったカレンシルバービーズを連ねたブレスレットです。
直径8mmもあるシルバービーズが連なる極太の外観は、量感たっぷりでインパクトも充分ですが、中空なので見た目に反して程よい重量感です。
深い海の底のような暗青色のビーズは約1000〜1300年前のアンティークビーズです。
長い眠りから覚めたビーズは風化しながらも今なお当時の美しさを留めています。
留め具は高品質でスターリングシルバー(SV925)のイタリア製です。無限大(インフィニティ:∞)の形で、なめらかな曲線美を持つ高級品です。
メンズ/レディース兼用。アンクレットにもご利用いただけます。
カレンシルバーはタイの山岳民族カレン族の手仕事により、伝統的手法で丹念に作られます。
刻印一つ一つが異なる表情を持ち、素朴な温かみが心に響きます。
自然と共存する彼らの作るものには、身近に暮らす動植物や生活道具などを象ったものが多くあります。
そこには自然を畏れ敬うアニミズムの思想が流れています。
シルバーはやわらかい金属です。
純銀では傷がつきやすく装飾品に向かないため、耐久性や強度を補う目的で銅などの金属を混ぜ合わせます。
一般的な装飾品は銀92.5%+銅7.5%の合金が用いられます。
これはスターリングシルバー(Sterling Silver)、SV925と呼ばれます。
カレンシルバーは銀95%+銅5%のSV950が用いられます。
SV925は昔ながらの手仕事には固すぎるためです。
濃青色のアンティークビーズは7世紀〜11世紀に全盛を誇ったシュリーヴィジャヤ王国時代のものと推定されます。
シュリーヴィジャヤはスマトラ島を中心としたマレー系の海上交易国家で、唐やイスラム帝国との東西貿易で大いに栄えました。
また首都パレンバンは当時の交易用ビーズ製作の中心地でもありました。
唐の僧、義浄が仏典を求め海路でインドに渡った時、パレンバンに立ち寄ったことでも知られています。
※入荷時期によって色味、形状、表情に個体差があったり、若干の違いが生じる場合があります。
※色はできる限り正確に表現するよう努めていますが、モニターやモバイル機器の設定、撮影時の照明、写真の拡大などの違いにより、実物よりも大きく太く、実際の色と異なって見える場合があります。
素材 | シルバービーズ SV950(銀純度95%)/タイ製 留め具 SV925/イタリア製 ステンレスワイヤー/日本製 アンティークビーズ |
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寸法 | シルバービーズ直径8〜8.5mm×幅4〜4.5mm アンティークビーズ直径6〜9mm |
サイズ | 手首/足首周り13〜27cm |
生産国 | 日本 |